日別アーカイブ: 2021-04-16

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・・・。

言語論::なにを話すべきか

一月万冊というサイトがあって、そこに『日本政府コロナ対策恐怖のベスト3』というコンテンツがある。その中で29’30’’~31’40’’くらいのヤストミの話。これが最近の心に残った話だ。

ヤストミ::(要旨)『バブルの時にそんなことするんだったら、これしといたらって話が多すぎ。・・・その当時、日本の大学を国際化して、半年くらい日本語の勉強をしっかり無料でさせてもらって、優先的に日本の大学に入れて、それで日本の大学を卒業したら日本の市民権あげるから日本で起業してね。その時は日本に来て起業する人たちのサポートシステム作っておくよ。・・・。そういうことしておけば日本は自動的にアジアの中心になって、なんの苦労もせず国民の平均年収一千万くらいになってて、日本でGoogleとかFaceBookみたいのが誕生してたかも知れないし、そうしてたら中国のシュウキンペ体制なんかなってないって。・・・。夢物語ですけど。』

というこの部分である。ひどく感じいってしまう。

バブルの時とは『1985年から1991年までの日本で起こったバブル景気時代』(Wiki)を指す。1989年世界のトップ企業50社中日本企業が32社あった。今はたった1社(たぶんトヨタ)のみ。

なんで日本の政治はヤストミの言うような政策を取らなかったんだろう。そうすりゃ年収一千万きゃ。損したなあ・・・。おれなんかその五分の一の二百万で夫婦二人生きてるんだ。そう思う。ヤストミの話はおれにこの損失感をもたらす。そしてひでえ政治なんだなあと政治家を恨みはじめる。

モリ君もアソ君もハトヤマ君もカン君もノダ君もアベ君もスガ君もみんな、恨みます。おれが何のくろうもせずに年収一千万になれる政策を取れなかったんだから。

バブルの時に‟Japan as No 1!”とか浮かれちゃって、やるべき政策をとれなかった。そのとき『そんなことばかり』してしまった。『そんなこと』とは、

①国土の破壊をし、②当時の投資資金をパーにし、③バブル崩壊の反省をせず、④ごまかしに入った。ごまかしのまま・・・。⑤その上に今の社会が建っている。

ヤストミはそんな話をしたってそれは『夢物語』に過ぎないと言っている。おれは夢物語を語りはじめる人が出てくるということが大事だと思っている。それが「なにを話すべきか」に対する答えだ。

バブルの時に地上げの話をすることでもなく、厚生年金会館建設に投資すれば儲かる話をすることでもなく、ごまかしを継承する人をトップにすえる話をしすることでもなく、夢物語を話せばよかったのだ。今だとどんなCPプログラムを組めばもうかるかなんて話をしている人はするべき話をしていないだろう。

が、夢は未来に向かって見られるものか。ヤストミの『夢物語』は過去から作りだしているが。ヤストミはこうして夢物語を語りえたが、他にだれがそれを語りうるか。

あなたはいかがですか。

PS::バブルのときおれはどんな風に考えていたか。夢物語を語り得ていたか。残念ながらノーである。I couldn’t tell my dream story.

「適当に会社員をやって、残りの時間はおれのものにして生きるんだ」と思っていた。それが出世させられて徹底的に絞られるはめになった。けっか落ちこぼれて農民に身をやつすしかなかった。(いまは農民になれたことに感謝していますが。)

そこに当時の社会が他者を扱うイデオロギーが見える。つまり「おまえの時間は金や地位と交換できるものである」というイデオロギーである。おれを幸福にしようなんて考えはこれっぽちもない。金と地位を与えれば他人なんてどうにでもできる。そういうイデオロギーだ。

同じことが日本が外国人を見る目にも言える。外国から「研修生」を入れて日本の技術を教え研修生の国を豊かにするんだ。という名目を掲げ、その実、やすい労働力を得ようとて研修生を入れた。外国に安い労働力があると知ればその国に行って工場をたてた。おれはそういうことを「仕方ない事」だと思っていた。

当時の日本は「良いものを・安く作れば・成功まちがいなし!」という体験の持ち主だった。自動車、舟、電気製品、鉄道、原子力発電所・・・。などをそうして作った。そのために他者を利用する。良いものを安く作るために他者は利用しうる。と思っていた。

ホントは、他人の幸福を願う人、他国の繁栄を願う国が、繁栄するのだと思う。ヤストミの夢物語はこのことを教えている。

アメリカはかつかつそういう国だった。アメリカに移住して努力すれば夢がかなった。日本は他国の繁栄を願うという言葉遣いをしたが、やったのは他国の利用だった。言う事と政策実行がちがっていた。これが今の日本へ没落をもたらした。いまの中国の政策はバブルのころの日本に似ている。あなたを繁栄させたいというのだが実は中国共産党政権が永らえることのためである。そのために他者・他国を利用する。そんな中国は日本のバブル期の経験からして、遠からず没落すると占っておく。

バブル期の日本には「言う事はこうでなければならない」との認識はあったとみとめられるので、それと政策実行をこれから一致させられれば回復の見込みはある。

いまヤストミのような夢物語を言う人が必要だ。ヤストミに釣られて、おれだってこんなことを言い始めたんだから。あなたはどう言いますか。

 

 

絵ぇ::「森の新緑」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きたねえ絵だなあ。しっぱい。