日別アーカイブ: 2023-01-08

予定::【収穫(なし)。荷造り(ハクサイ・ジャガイ・ホシガ・サトイ)。出荷(ハクサイ・カボチ) 。作業(▽麦踏み)・その他s(QnS「料理・洗濯」、 猿きち「掃除・(笛: :お洗濯ワルツ「❶D.S. al Coda、❷通し、練習」)」】☚☚6゜49 ´晴れ。風(なし)。

::なにもかも っていうけれど さむさまし (ぞうぜいもみえ しゃかいはなし)::何もかもって言うけれど 寒さ増し 増税も見え 社会はなし::They say everything but, the cold is getting worse, the tax increase is in sight, society isn’t there.  

(やった!)▽(途中だ!)(出来なかった!)

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また狩猟採取時代の社会について思ってしまう。そこでは最大で150人(ダンバー数)くらいの社会だったという。狩猟採取時代だったから、その社会は団結せねばならず、成員は互いに親切で、ものは分け合い、その社会を壊すことこそ悪だった。そこに社会を成立させ、協力し合う事こそが善だった。老人も女も子供も病人もその社会の構成員でそれぞれ多様性の資源で貴重だった。こんなのが20~30万年も(ホモサピエンス登場以来)続いた。

そこに物語の原型があった。みんながそう振舞うためには物語としてそれを各成員に吹き込むことが最も有効だった。幸い言葉は発生途上だったので、その言葉を使って物語を作った。その物語のおかげで団結した社会は一人ではとても出来ないナウマンゾウやサーベルタイガーを狩ることができた。そして鱈腹食え、火にあたりながら、家で雨風を避けて、物語に興じ、お互いの化粧衣装装飾品を褒めたことだろう。何が悪で何が善かは、そこでは自明だった。団結して150人の社会を守ることこそが唯一の善だ。

これが物語の原型である。『幸せの黄色いハンカチ』にしろ『ゴットファーザ』にしろ『四十七士討ち入り』にしろ、ことによれば30秒の商品広告の類も、この原型物語のバリエーションであるにすぎない。それ以外の物語の作り方をわたしたちは知らない。ムラカミハルキもその作り方を踏襲している。ただ釈迦やキリストのする話がこれであるのかどうかは分からないが、すでに釈迦やキリストが生きた時代は狩猟採取時代ではなかったことに注意したい。

ところが時代は進み今となってみれば、最大の社会は国民国家(日本とか中国、アメリカなど)で、1.2億から16憶人に及ぶ。150人どころではない。そこには様々な立場が登場し、それぞれの立場の人がそれぞれの物語をつくり互いに『世界はこうなっている!』という物語を押し付けあっている。というふうに見えるのだがどうだろうか?

『団結せねばならず、成員は互いに親切で、ものは分け合い、その社会を壊すことこそ悪』なのだが、それはそれぞれの立場ごとの物語になってしまっているということで、世の中の揉め事を受け取ってみてはどうだろうか? 権力を取れば自分の物語を他者に強いることができる、でどうだろうか? あのトランプがアメリカ合衆国大統領になれたんだよ。見え方の数だけ事実はある(Altanative Facts)のかも知れないじゃないか。

戦争なり、原発なり、貧困なり、病気なり・・・を権力者の押し付ける物語から救うことは可能かという問題になる。

 

笛: :お洗濯ワルツ「❶D.S. al Coda、❷通し、練習」::・・・。