予定::【収穫(なし)。荷造り(トマト・カボチャ)〇。出荷(トマト・カボチャ)〇。作業(製粉「夏こがね白粉取り15㌔・ライ麦全粒10㌔」〇)。その他(QnS「料理・洗濯」〇/ 猿きち「雪の夜に・1~69通し練習☚続き!」〇)】☚7゜20´晴れ。
- ::(〇「やった!」 ▽「途中だ!」 ✗「出来なかった!」)
・・・。
うう。
勤労感謝の日ですね。働いていらっしゃいますか?おれははたらくのが好きです。遊ぶのも働くのと同じに好きです。さて・・・
日本国民の三大義務ってご存知?「勤労」「納税」「(未成年者を)教育(する親)」の義務の三つでした。そして今日は勤労感謝の日だ。
働いて・税金納めて・次世代を作る。その反対給付が「最低限度の文化的生活の保証」ってことです。もっと高級な生活をするのはあなたの「自由」ってことになってますです。はい。なにしろ自由社会で自由民主党政治なんですから。「自由」なんですってば!もう、分かんないヒトだなあ。
国家運営の構成員は国家公務員と衆参両院の国会議員です。国家公務員も国会議員も国家運営の構成員ですが同時に国民でもあり「勤労」「納税」「教育」の義務があります。国家公務員でもなく国会議員でもない我々も国家の構成員ですが国家運営にはかかわれません。選挙で国会議員を選ぶ時「だけ」です。こうしてこれは国家運営者と国民との取引になります。
フランス革命は1789年でした。この年号の覚え方は『火縄燻るバスチーユ』です。バスチーユ宮殿が襲われた年が1789年で、この年が「フランス革命」の年です。のち十年ほどごたごたしますが、最後ナポレオンが出てこの革命の混乱を収拾しました。
その前に神聖ローマ帝国(いまのドイツに当るが版図はづっと広かった)のベーメンというプロテスタント(=カルバン派)の多い地域で領主(=王様)が死んだ。で、神聖ローマ帝国の皇帝が入って来て「お前らこれっからカトリックを信仰しろ!」と命令した。これにベーメンのプロテスタントが反乱を起こしてゴタゴタし始める(=このゴタゴタを「三十年戦争」といいます。約三十年続いたから「三十年戦争」です)。この三十年戦争に参加してきたのがデンマーク(負けて✗)、スエーデン(勝つが、スエーデン国王戦死で✗)、そして最後フランスだった。
フランスはカトリックの国だったがベーメンのプロテスタントの味方をして戦った。その理由は「神聖ローマ帝国の皇帝が邪魔!それがなくなるのがフランスの利益だ!宗教なんてどうでもいいわ!」だった。フランスは参戦して勝ちます〇。
このフランスと神聖ローマ帝国との間で「ウエストファリア条約」が結ばれました(1648年)。(この年号の覚え方は「『ヒロシは』ウエスト張り合った」です。)そこでプロテスタント(=カルバン派)が公認され、スイスとオランダの独立が承認され、神聖ローマ帝国のアルザス地方をフランスへ割譲し、スエーデンに対しても神聖ローマ帝国のバルト海南岸を割譲し、神聖ローマ帝国内の領邦に対し主権を認めた。こうして神聖ローマ帝国は在っても無いようなものになった。❶国家がその辺にやたら成立し❷そうして出来た各国が経済的な「損か得か」の基準で行動し始めた。それが、この「ウエストファリア条約」の意義だ。こここに「中世」が終わったのでした。
この下敷きの上にフランス革命がおきてナポレオンが出て来て国を作った。その作り方のコピーがいま私たちが経験している「国民国家」ではないかというわけです。ポルトガル、オランダ、スペイン、イギリス、フランスなどが植民地獲得に乗り出すのも、この国民国家の「損か得か」の行動基準での振る舞いだったとおもいます。日本は逆に植民地にならないように行動した。が、行きつく先は同じで国民国家だった。植民地にならないためには国民国家としてチカラを持つことだった。で、どうでしょうか。
問題はわたしたちが日ごろ経験している「日本」という国民国家のことです。国民国家はナポレオンの国造りのコピーなのではないかと思っています。今、世界の人口七十五億人のうち国民国家の一員でない人なんていないでしょう。中国人とかロシア人とかベトナム人とかみんな国家の名前がついている。ヤノマミはブラジル人だからね。そういう意味でウエストファリア条約とともにフランス革命って大事だとおもう。
その日本国民の義務が「勤労」「納税」「教育」の三つで、反対給付が「最低限度の文化的生活の保障」。
そして今日は勤労感謝の日。
おれ、これから粉ひきをしよっと。粉ひきは勤労だ。勤労するおれ。
なんのこっちゃ。
ふ。